
原油価格は、OPECプラスが8月の生産目標を日量18万8,000バレル引き上げることで合意したことを受け、小幅に下落しました。今回の増産は市場でおおむね織り込まれていたものの、上値を抑える要因となりました。
また、湾岸産油国が出荷を再開するなか、ホルムズ海峡を通じた原油輸出が徐々に回復していることも、原油価格の下押し要因となりました。
今朝の序盤取引では、米国株価指数先物が上昇しました。先週、ダウ・ジョーンズ工業株30種平均が過去最高値を更新した流れを引き継ぐ形となっています。
アジア株式市場はまちまちの展開となりました。投資家は半導体株からの資金シフトを続けており、AI関連投資の見直しも進んでいます。半導体株には弱さが見られたものの、金融、ヘルスケア、工業セクターの堅調さに支えられ、全体的な市場心理は引き続き良好でした。
先週、ダウは約2%上昇し、S&P 500とナスダックも堅調な上昇を記録しました。一方で、半導体株は2週連続で下落しました。
ゴールド価格は、4,200ドルを上回る2週間ぶりの高値を付けた後、反落しました。ホルムズ海峡を巡る緊張が続くなか、安全資産として米ドルへの需要が再び高まり、ゴールドの重しとなりました。
ただし、下値圧力は限定的です。市場予想を下回る米雇用統計を受けて、FRBによる追加利上げ観測が後退しており、これは米ドルにとっては下押し要因、ゴールドにとっては支援材料となっています。
投資家は現在、米国のISM非製造業PMIや、FRB当局者の発言に注目しています。これらは今後の金利見通しを見極めるうえで、重要な手がかりとなる可能性があります。
足元では調整が見られるものの、中央銀行による需要、利上げ観測の後退、継続する地政学的リスクを背景に、ゴールドの中長期的な見通しは引き続き底堅いと見られます。
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