
原油価格は 10%以上急騰し、ブレント原油は 1バレル=100ドル、WTI原油は 95ドルまで上昇しました。市場では中東情勢の緊張を背景に、原油供給の混乱への懸念が引き続き意識されています。この上昇は、国際エネルギー機関(IEA)が 過去最大規模となる4億バレルの緊急備蓄放出を発表したにもかかわらず発生しました。このうち 1億7,200万バレルは米国の戦略石油備蓄(SPR)からの放出とされています。しかし投資家の間では、ホルムズ海峡の封鎖によって生じる大規模な供給ショックをこれらの放出で補えるかについて懐疑的な見方が広がっています。
米株価指数先物は時間外取引で大きく下落しました。原油価格が米国とイランの対立激化を背景に上昇を続けたことを受け、ダウ先物は約460ポイント下落しました。また S&P500先物とナスダック先物も約1%下落し、エネルギー価格の上昇によるインフレリスクへの懸念が投資家心理を圧迫しています。
前日の米株式市場では主要3指数がそろって下落しました。S&P500は 0.4%下落し、現在 6,702付近で推移しています。ダウ平均は 0.8%下落して引け、その後の取引では 46,820まで下げ幅を拡大しました。ナスダック100も 0.2%下落し、本日は 24,681まで下落しています。投資家は今週発表予定の経済指標にも注目しています。主な指標として 新規失業保険申請件数、住宅着工件数、PCE物価指数が予定されており、米国経済や金融政策見通しに影響を与える可能性があります。
アジア太平洋市場も、中東情勢の緊張激化による原油価格の急騰を受けて下落しました。地域の株式市場は全般的に軟調となり、日本の 日経平均は1.5%下落、東証株価指数(TOPIX)は1.3%下落、韓国の 総合株価指数(KOSPI)は約1%下落しました。
一方、金価格は中東情勢の緊張が高まる中でも 米ドルの上昇圧力を受けて5,200ドルを下回る水準で推移しており、木曜日序盤の取引では上値の重い展開となっています。
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