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中東情勢の悪化で市場の不透明感が強まり、米国株は下落が続く

2026年6月11日 08:37
中東情勢の悪化で市場の不透明感が強まり、米国株は下落が続く

水曜日の米国市場は全面安の展開となり、ダウ平均は1,000ポイント近く下落、S&P500とナスダックも大きく下落しました。投資家はテクノロジー株から資金を引き揚げ、ヘルスケア、金融、エネルギーといったセクターへ資金を移しつつあります。

一方で本日早朝の米株価指数先物は、米国とイランの緊張が続く中でも上昇しました。S&P500先物、ナスダック100先物、ダウ先物はいずれもプラス圏で推移しました。

原油価格はこの数時間で上昇しました。米国とイランの間で新たな軍事行動が行われたことで中東情勢が再び緊迫し、世界的なエネルギー供給への影響が懸念されたためです。米WTI原油先物は1バレル90.80ドル、ブレント原油先物は93.70ドルまで上昇しました。

アジア市場は大きく下落し、特に韓国のKOSPIは4%超下落しました。日本の日経平均株価やオーストラリアのASX200も下落しました。

また、Oracleは人工知能分野への投資拡大のため、追加で200億ドルを調達する計画を発表した後、時間外取引で11%超下落しました。この動きはテクノロジー関連株全体の重しとなり、ここ数か月の大幅上昇を経て利益確定売りが出ていたセクターに、さらに下押し圧力を加えました。

投資家は現在、生産者物価指数(PPI)や週間新規失業保険申請件数など、今後発表される重要な経済指標にも注目しています。

金価格は、2025年11月以来の安値まで下落した後も上値の重い状態が続いており、4,100ドルを上回る水準へ十分に戻せていません。市場ではFRBが引き続きタカ派姿勢を維持するとの見方が強まっており、これが金の上値を抑える要因となっています。5月のコアインフレは鈍化したものの、総合インフレ率は主にエネルギー価格の急上昇を背景に前年比4.2%まで加速し、3年ぶりの高水準となりました。

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