
アジア太平洋市場は月曜日、おおむね上昇しました。米国とイランの間で外交面の後退が再び意識され、中東情勢の緊張も続く中でしたが、投資家は依然として力強い景気モメンタムと株式市場の上昇に注目していました。日本の日経平均は 1.4%上昇 して 60,900超 の過去最高値を更新し、韓国のKOSPIも 1.8%上昇 して 6,657 の新高値を付けました。
米株価指数先物は月曜日早朝、まちまちの動きとなりました。ホルムズ海峡を巡る緊張再燃と、米国とイランの和平協議停滞が意識される中、原油価格が上昇し、市場にとって重要な1週間の幕開けとなったためです。ダウ先物は下落した一方、ナスダック先物は小幅高、S&P500先物はおおむね横ばいで推移しました。こうした慎重な地合いは、トランプ大統領がイランとの対面による停戦協議を中止したとの報道を受けたものです。
地政学的緊張はさらに高まりました。イラン革命防衛隊がホルムズ海峡付近でコンテナ船2隻に乗り込んだと報じられ、WTI原油は 96ドル超、ブレント原油は 107ドル超 まで上昇しました。
こうした不透明感がある一方で、4月の力強い上昇を経て、市場は依然として過去最高値圏に近い水準を維持しています。投資家の関心は今後、いわゆるマグニフィセント・セブン(The Magnificent Seven)の複数企業による決算発表と、米連邦準備制度理事会(FRB)の政策決定に向かっています。今回の会合は、ケビン・ウォーシュ氏への交代が見込まれる前の、ジェローム・パウエル議長にとって最後の会合となる可能性があります。
金は週初に小幅反発し、再び 4,700ドル を上回りました。これは、イランがホルムズ海峡の再開と戦争終結に向けた新たな提案を示したとの報道を受けたものです。この報道は原油価格とインフレ懸念の後退にもつながり、FRBが 2026年にも利下げを実施する可能性 への期待を高め、金相場の支援材料となりました。ただし、ホルムズ海峡での輸送混乱や米海軍による封鎖など、地政学リスクが依然として残るため、上昇幅は限定される可能性があります。
投資家は今後のFOMCを控えて様子見姿勢を強めていますが、一方でインドや中国からの現物需要の強さが、金価格の下支え要因にもなっています。市場では現在、FRBが今週は政策金利を据え置き、その後も年内は据え置きを維持するとの見方が優勢です。先物市場では、2026年末までに利上げが実施される可能性は小さい とみられています。
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