原油価格は火曜日に下落しました。トランプ大統領が、中東諸国の首脳らからの要請を受けて、計画していたイランへの軍事攻撃を延期したと表明し、中東情勢の即時的なエスカレーション懸念が和らいだためです。
ブレント原油は2%超下落して1バレル109ドル前後となり、WTIも107ドル近辺まで下落しました。トランプ大統領は、イランとの協議に時間を確保するため攻撃を延期したと述べた一方で、さらなる行動の可能性は依然として残されていると警告しました。
今回の反落にもかかわらず、市場では引き続きこの地域における供給混乱リスクが織り込まれています。とりわけホルムズ海峡周辺では、航行量が依然として通常水準を大きく下回っており、世界の原油供給逼迫への懸念は高いままです。
月曜日の米国市場では、ナスダックが0.5%下落し、S&P500も0.08%安となった一方、ダウ平均は0.3%上昇しました。今回の調整は、米主要株価指数が直近でそろって過去最高値を更新した後に起きています。
アジア太平洋市場は火曜日、おおむね上昇しました。日本の第1四半期GDPは年率換算で2.1%成長となり、市場予想の1.7%を上回りました。ただし、この統計にはイラン戦争の影響がまだ十分には反映されていません。日経平均は序盤の上昇を縮小して横ばい圏で推移し、TOPIXは0.6%上昇しました。一方、韓国市場は軟調で、KOSPIは3.9%近く下落、KOSDAQも3.4%下落しました。
金価格は火曜日も下落を続け、3月下旬以来の安値圏にとどまりました。米ドル高と、FRBによる一段と引き締め的な政策見通しが、貴金属の重しとなっています。
市場では、2026年内のFRB利下げ観測はほぼ後退しており、エネルギー価格の上昇とインフレ懸念を背景に、年内利上げの可能性まで意識されつつあります。投資家は現在、今後公表されるFOMC議事要旨と中東情勢の追加材料に注目していますが、金の全体的な見通しは引き続き下方向に傾いています。
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